
冬の天の川にある「ぎょしゃ座」。オリオン座を目印にみつけます。 星座のモデルとなったのは、女の恨みで交通事故死したヒッポリュトス。 または戦車を発明したエリクトニオス。 直径は太陽の10倍 ほぼ1年中...
冬は空気が澄んでいて星がよくみえる季節です。
冬の天の川にそって星座が星空を彩ります。
冬の天の川は夏の天の川に比べて星が大きくみえるのが特徴。
みえる星の数は夏の天の川のほうが多いですが、冬の天の川の星のほうが輝きが強く感じられます。
冬の星座といえば、やはり「オリオン座」。
冬の星座の王者ともいわれます。
1等星をふたつ含むので、都会の夜空でも簡単にみつかります。
冬は1年でもっとも多くの1等星を観察できる季節でもあります。
オリオン座の「リゲル」と「ベテルギウス」、おうし座の「アルデバラン」、ぎょしゃ座の「カペラ」、こいぬ座の「プロキオン」、ふたご座の「ポルックス」、おおいぬ座の「シリウス」がみえます。
星や星座を探すときは、オリオン座を基準にするといいでしょう。
オリオン座の三つ星をまっすぐ右上に伸ばすとおうし座のアルデバランがみつかります。
逆に反対の方角へ伸ばすとおおいぬ座のシリウスがあります。
シリウスは通常の1等星の10倍もの明るさがあるので簡単にみつかります。
オレンジ色に輝くオリオン座のベテルギウスと、おおいぬ座のシリウスを結んで、左側に正三角形をつくると、もうひとつの頂点がこいぬ座のプロキオンです。
この三角形を「冬の大三角形」といいます。